画像:meguri編集部撮影(※浴槽は撮影禁止となっておりますが、積善館の公式HP内にてフリーで画像利用を許可しておりそちらを利用しています。内観についても画像を利用させていただいております)
この記事の目次
積善館は、群馬県を代表する温泉地の1つ四万温泉にあります。
四万温泉にある積善館は、
千と千尋の神隠しの舞台の1つとされる温泉施設として有名ですが、実はジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台となったとされる温泉施設は全国に行くつか存在します。
(千と千尋の神隠しの舞台とされた温泉地の中で有名なところだと、愛媛県の道後温泉や、長野県の渋温泉なども千と千尋の舞台とされる温泉旅館です)
そんな積善館のある群馬県の四万温泉は、
国民保養温泉地(※温泉の利用促進を狙い、環境大臣が指定した温泉地)として第一号の指定を受けた温泉地としても由緒正しき温泉地で、その際に同時に指定を受けた温泉地は、青森県の酸ヶ湯温泉、栃木県の日光湯元温泉となっています。
そんな四万温泉は、1200年以上の歴史をもつ古くから知られる温泉で、「草津の上がり湯」として利用される温泉で、酸性度の強い草津温泉の湯をケアする湯として位置付けられていたそうです。
積善館は、群馬県指定重要文化財の宿。日本最古の木造湯宿建築としても。
積善館には3つの宿泊棟があり、
「本館」「山荘」「佳松亭」が存在します。
今回meguri編集部は日帰り入浴での利用でしたが、
本館は、元禄4年(1691年)に建てられた、日本最古の木造湯宿建築と伝えられる建物で、積善館の名物施設です。
「本館」は昔の湯治場の雰囲気をお客さんに楽しんでもらう「湯治棟」で、
お部屋にお手洗いがなく、お食事もお弁当形式となっています。
温泉好きの皆さんには愛されている施設ですね。
また、布団の上げ下ろしなど自分でやるという
セルフサービス・最低限のサービスを基本としているいわゆる湯治宿です。
「山荘」は、1936年(昭和11年)に建てられた木造の「旅館棟」で、
部屋ごとに異なる組子障子が美しく、国の登録文化財・群馬県近代化遺産に指定されています。
本当に美しいですね。
そして、最後に「佳松亭」は1986年(昭和61年)に建てられた「旅館棟」で、
「本館」「山荘」とは全く異なった雰囲気で、和洋室のつくりのお部屋が特徴的。
料金は1名あたり20000円程度と少しお高めですが、このお部屋の広さからすると納得のお値段かと思います。
積善館のお風呂は、温泉設備も充実。日帰り入浴は国の登録有形文化財に登録されている湯船にも。
積善館本館にある有名な男女別内湯「元禄の湯」と混浴の「岩風呂」は日帰り入浴も可能な施設で、元禄の湯は本館の外にあり、「元禄の湯」は国の登録有形文化財に登録されている湯船で、見た目も美しい温泉施設です。
1930年(昭和5年)に建設され、5つの湯船が特徴的で美しい「元禄の湯」は、
かつて大きな湯船が一般的ではなかった時代に作られた浴槽のため、このような特徴的な造りとなっているそうです。
日帰り入浴情報としては以下の通りです。
日帰り入浴利用の際に、お車でお越しの方は、歩いて5分ほどの場所に「桐の木平 駐車場」(無料)という駐車場がありますので、そちらを利用する形となります。
営業時間 | 11:00~16:00(17:00までご入浴いただけます) |
日帰り入浴料金 | 大人 1,200円(税込) 子供 800円(税込) ※3歳~11歳まで。2歳以下は無料 バスタオル(レンタル) 500円(税込) フェイスタオル(販売) 350円(税込) |
meguri編集部も実際に入浴しましたが、
「日本三大胃腸病の名湯」とされる四万温泉のお湯はツルツルとしたお湯で、入浴後は肌がツヤツヤになるのが特徴。
胃腸に良いとされる温泉は飲泉も可能で、積善館でももちろん飲用できます。(多くの四万温泉の温泉施設では飲泉所が用意されています)
新鮮な温泉を飲むことで身体の中から健康になれるのは嬉しい・・・。
最後に、meguri編集部が撮影した画像をいくつか載せて終わりたいと思います。今回は夜の積善館とともに、昼間にも積善館を撮影しましたが、昼と夜では全く異なった様相を呈する積善館の美しさに言葉を失いました。
外観ばかりが注目を浴びる四万温泉積善館ですが、次回はぜひ宿泊してお部屋などもレポート記事を書ければと思います。
積善館、実に素敵な温泉旅館でした。
また来たいです。
住所 | 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万温泉 |
電話番号 | 0279-64-2101 |
アクセス | 関越道渋川ICよりR353経由、中之条方面へ1時間 |
公式HP | https://www.sekizenkan.co.jp/ |